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東京都 専門学校
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専門学校中央工学校

卒業生インタビュー

建物の設計・監理を行う、建築物のスペシャリスト

建築士(一級建築士)

イメージが現実の形となって眼前にそびえたつ、感動。

若山幸雄さん
●(株)環境・建築設計勤務 ●中央工学校卒

Q今はどんなお仕事を しているのですか?

A建物の企画から監理まで すべての工程に携わります 「ある土地を有効活用したい」というオーナーさんの要望から、私たちの仕事は始まります。その土地に何を建てるかという企画を提案するのが最初の仕事。賃貸マンションなのか事務所なのか店舗なのか、どんなデザインの建物がよいのか。さらに事業として成り立つかどうか、という収支の部分も調査・検討したうえで企画を立てます。ですからマーケティング的な要素も大きいですね。

 企画をオーナーさんと詰めていき、「よし、これでいこう」となってから実際の設計がスタート。工事現場での工事監理も行い、最終的に建物が建つまでのすべての工程に携わります。

 一番ゾクゾクするのは、現場でコンクリートが打ち上がり、覆っていたシートをはずす瞬間。それまで自分が紙やコンピュータの画面上で想像しながらつくってきたものが、大きなボリュームをもった形となって目の前に現れる。これは非常に感動的ですね。

 オーナーさんとの人間関係も、仕事の中では大きな要素を占めています。設計の仕事というとどうしても“一人で画面に向かって”というイメージがありますが、人とのコミュニケーション能力は非常に問われると思います。特に工事が始まってからは、現場に何度も足を運び、オーナーさんとお会いして、図面だけでは表現できない部分を詰めていきます。「どうしたらいいかな?」などと相談されたりすると、自分を信頼していただいてるんだな、とやりがいを感じますね。

 建物が完成するまでの間、週に何度も顔を合わせて、時には仕事以外の話もするうちに、人間同士のつながりが深くなってくる。だから、完成後も親交が続いているオーナーさんもいらっしゃいます。時には「なんだ、最近遊びに来ないじゃないか」なんてお叱り(?)を受けることもあるんですよ(笑)。

Q学校ではどんなことを 学びましたか?

Aプレゼンテーションの 基礎が身につきました 建築の仕事を目指したのは、実は不純な動機で(笑)。子どものころ、友だちのお父さんが工務店をやっていて、すごく立派な家に住んでいたんです。それで、建設会社の社長になればああいう家に住めるのかな、と(笑)。でも結果的に設計のほうに興味が向いていったのは、もともと絵を描くことやものをつくることが好きだったからですね。

 高校を卒業後、まずは技術力をつけようと思い中央工学校へ進学。授業はとても具体的かつ実践的でしたね。課題を出されて、それに対する自分の考えをまとめ、先生にプレゼンテーションする。このくり返しです。そうしたやりとりが、今の仕事でのお客様とのコミュニケーションやプレゼンテーションの基礎になっているのだな、と思います。

 いろいろな建築家のことを紹介してくれた授業も心に残っています。実は学生のころはどんな建築家がいてどんなものをつくっているかなんて興味がなかったんですが、今になって、ああ、あのときあんな話を聞いていたな、と。建築の世界を目指す私たちにいろんなものを提供してくれたのが中央工学校でしたね。

Qこれからの夢や目標を 教えてください

A小さな街を デザインしてみたい 例えば、ある広大な土地があって、その中で何ができるか? というようなところから考える設計をしてみたいですね。商業施設や住宅や公園などが入った、小さな小さな街のようなもの。そんなものがつくれたらすごく面白いんじゃないかな。できあがった建物を見る喜びとはまた違った、“自分のデザインした空間に囲まれて作品を見回す感動”というのをぜひ経験してみたいですね。
 
 この仕事の大きな魅力は、自分のつくったものが形になって残るということ。それから、これは今までまったく意識していなかったんですが、住居であれ事務所であれ、自分のつくったものが何かの役に立っているということ。「自分が人の役に立っていることへの喜び」って、やっぱりあるんだなと気づきました。

“生みの苦しみ”はあるけれど、そのぶん喜びも大きい。これからもずっと、建築の仕事は続けていきたいですね。

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